Lucie,Too「LUCKY」

Lucie,Tooは最高だ。
最高にかわいくて、最高にかっこいい。
それは、最高にいい曲を普通に歌ってるからだ。

”いい曲を普通に歌う”
誰がどう考えたってこれが出来たら最高なのに、なかなかできないのは、音楽は(誤解を恐れずに言うなら)進化しすぎた。世の中に音楽が溢れすぎた。
”いい曲”を作ることはまだまだできるだろう。でも、”普通に歌って”オリジナリティを出すことが難しい。
Lucie,Tooはそこらへんの余計な事を考えないで音を鳴らして歌を歌っている。
あこがれてしまう。

何年か前に、音楽を聞かない生活をしていて、それが割と身についてしまってガシガシ音楽を聞かなくても平気になってしまっていた。
音楽を意識して聞かないようにすることはもうやめて、昔聞いてた音楽をもう一度聞いたり、ふとした時に耳に入ってきた音楽を一生懸命調べたり。YouTubeさまよったり。
そんな中、どうやって見つけたか忘れたけどLucie,Tooは最高だ。
3ピースのガールズバンドなんだけど、そこから受ける印象とは違う音楽性。
違うというか、今までここまでストレートで普通なポップな音楽性を持った3ピースのガールズバンドっていなかったんじゃなかろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=gHsUaS9r5R8

とにかく感動した「Lucky」
『Lucie,Tooってバンドが歌うLuckyという曲』この時点で勝ちは決まってる。
その上、1分38秒、この時点でダブルスコア。
曲はただ単にいい曲。普通の曲。普通にすごくいい曲。
Aメロとサビだけの簡単な構成。
コードストロークとエイトビートでただ歌うだけ。コーラスも最高にかっこよくてかわいい。
こういう曲が聞きたかったんだよ、僕は。

LUCKY

  1. Lucky
  2. キミに恋
  3. Siesta
  4. ドラマチック
  5. 幻の恋人
  6. May
  7. リプレイ

とにかく「Lucky」が最高で、そればっかり聞いていたんだけど、アルバムとしてもなかなか良いのでは、と段々思ってきた。
アルバムとして聞いても、コードストロークとエイトビートでただいい曲を歌うだけっていうスタイルはほとんど変わりないんだけど、どこか引っかかる部分があり、コードストロークしかできないんじゃなくて、このスタイルがバンドやメロディー・歌声に一番あった形ってことなんじゃなかろうか、と思わされる。
とにかく、歌が一番の中心に来ているバンド。
アレンジや音が歌の邪魔になる瞬間が全然ない。

歌詞の話もしよう。
「Lucky」では「今日から私 あなたについて行くわ」と歌っていたのは、ストレートな愛からくるものかと思っていたけど、どうやらそんな単純なものではなく、「贅沢は言わないからって想うだけで充分贅沢なのかな(キミに恋)」や「そんな自分が嫌い(リプレイ)」など、自己評価の低さからくる屈折した想いなのかもしれない。
そんな鬱屈とした部分がある人間が、こんなにポップにストレートにいい曲を歌ってたらそりゃ胸にくる。

https://www.youtube.com/watch?v=UTYeJnMs1eY

Lucie,Tooは売れるのか。売れるといいな。
こういうバンドが売れる世の中が好きだ。