映画館で「俺たちに明日はない」が見れるという幸運。
学生時代にレンタルビデオ店で見てはいたんだけど、こういうクラシカルなものを映画館で見れる機会はなかなかないだろうな、と思って観賞。
シンプルなストーリーなので覚えていると思っていたけど、学生時代に見たときとは印象がだいぶ違った。
大恐慌時代のアメリカに実在した強盗カップル、ボニーとクライドの破滅的な青春を描き、アメリカン・ニューシネマの原点となった傑作犯罪映画。1930年代のテキサス。退屈な日常に飽き飽きしていたウェイトレスのボニーは、刑務所帰りの青年クライドに興味を抱き、彼が食品店を強盗する姿にすっかりほれ込んでしまう。それ以来行動をともにするようになった2人は、盗んだ車で各地を移動しながら銀行強盗を繰り返していく。やがてガソリンスタンドの店員C・Wやクライドの兄バックとその妻ブランチも加わり、5人組強盗団として世間から注目を浴びる存在となるが……。壮絶なラストは映画史に残る名シーンとして知られ、主演のウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイを一躍スターの座に押し上げた。第40回アカデミー賞で助演女優賞(エステル・パーソンズ)と撮影賞を受賞。
引用:映画.com
昔見た時と印象が違ったというか、長い時間をかけて感想を上書きしていっていたのかもしれない。
ラストシーンでボニーとクライドが銃殺されるシーンの印象が強かったせいだと思うんだけど、今回観賞してボニーの可愛らしさ、クライドの可愛らしさ、そしてその2人の可愛い関係性が印象強かった。
どうやら刑務所を出てきたクライドがボニーをナンパして、強盗を繰り返しつつ、仲間を増やしくていくという、大胆すぎるくらいのストーリー。
ボニーはなぜクライドについていくことにしたのか、クライドはなぜボニー(女性)を抱けないのか。などの説明も特にないままなんだけど、何故かそんなに気にならずに見れてしまう。
C.W.モスが仲間になってすぐの銀行強盗でなぜモスが車の位置を変えていたのかもよくわからなかったんだけど、どうやら頭が悪い、というそれだけのよう。
全体を通してバランスのいい映画も好きだけど、こういう一箇所(本作ではラストシーン)に全力を注いだような映画もいいものですね。
ラストシーンはやっぱり壮絶。