Twitterで募集したオススメ映画第34弾。
怪物系のパニックホラー。あんまり見ないタイプの映画。
「LOST」「クローバーフィールド HAKAISHA」の脚本で知られるドリュー・ゴダードが監督・脚本、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが共同脚本・プロデュースを務めたスリラー。二転三転する展開が話題を呼び、全米でスマッシュヒットを記録した。女子大生のデイナは友人のジュールスに誘われ、仲間と5人で山奥にある別荘にやってくる。しかし、デイナたちの行動は謎の組織によりすべて監視されており、5人は事態のすべてをコントロールする組織が描いたシナリオどおりに動かされていた。そうとは知らないデイナらはさまざまな恐怖に襲われ、ひとりまたひとりと命を落としていくが……。
引用:映画.com
パニックホラー、ってことになるのかな。
こういうジャンルの映画、小説をあまり見てないので知識が圧倒的に足りていないのですが、こういうの今までなかったの?ってのが最初の感想。
映画はなんか研究施設のような場所から始まる。
タイトルが出ると、場面は変わり”いかにも”な一行が山奥の別荘に遊びに行くことになるという”いかにも”なストーリー。
別荘に向かう途中、これまた”いかにも”な風貌の怪しい人物からどうやら別荘が怪しいと”いかにも”な情報をもらう。そしてその人物がどうやら冒頭の研究施設と繋がっているとわかり、映画は”いかにも”な一行と、その一行を監視、誘導している謎の機関の場面を平行して見せてく。この冒頭の部分だけでこの映画が、「ホラーあるある」とメタ的な視点で遊んでる映画なんだな、とわかる。
この謎の機関が最初から出ているというのは、少し珍しい。謎の機関が最後(または映画の後半)に出てきて、主人公達は誘導されていたんだ。という驚きを作るのが一般的だろう。
だが、本作「キャビン」では最初から謎の機関を出し、その謎の機関の人たちのテンションのせいで映画に緊張感は無い。
だが、もう一個(もしくはそれ以上の)大きなどんでん返しがあるんだろう、と期待して見てしまったら、それがなかった。
怪物はたくさんいるのも前半からわかっているし、とにかく風呂敷が大きく広げられていく。
だが、様々な謎部分の理由づけのため、その風呂敷を必要以上に小さく畳んでしまった印象。
大事な部分をもっとバカ映画にしてよかったんじゃないかな。
緊張と緩和の緩和の部分がずれていた印象。