Twitterで募集したオススメ映画第30弾。もう30か。みんな映画好きなんだな。
設定に癖をつけているのに潔い恋愛映画。
「アデライン、100年目の恋」。
自分では絶対に見ようとは思わないタイトルだな。
こういう自分が絶対に見ることのなかったであろう作品を教えてもらえるのは本当にありがたい。
29歳の姿のまま100年以上を生き続けた女性が真実の愛を見いだすまでの軌跡を、テレビシリーズ「ゴシップガール」のブレイク・ライブリー主演で描いたファンタジックラブストーリー。監督は「セレステ∞ジェシー」のリー・トランド・クリーガー。サンフランシスコで老犬と暮らす若き美女ジェニーは、ホテルでの年越しパーティで知り合った青年エリスと恋に落ちる。ある日、ジェニーはエリスの両親の結婚記念日を祝うため、彼の実家を訪れる。エリスの父親ウィリアムは、初対面のはずのジェニーを見た途端に驚愕の表情を浮かべ、彼女に「アデライン」と呼びかける。それは、ウィリアムが若い頃に愛した女性の名前だった。共演にハリソン・フォード、「インターステラー」のエレン・バースティン、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の若手オランダ人俳優ミキール・ハースマン。
引用:映画.com
アデラインは不老なだけで不死ではないんですよね?きっと。
不老という設定にも関わらず、アデラインは恋愛にしかしていない。
もちろん、この映画で描かれていない部分では色々と苦悩・苦労があったことでしょう。
そういうところを映画内では見事に省いてくれたのは大胆で良いですね。
アデライン、ずうっとデートしてる。
デートに行く場所もなんか映える場所ばかり。
過去の男が出てきてちょっと揉めそうになるけど「やっぱり大事なのは今彼!」ってなるだけ。
その過去の男が今彼の父親だったりと、不老というアイテムを使用しているからこそのトラブルはあるものの、結局アデラインの不老は元に戻ってめでたしめでたし。
というのもプリンセス映画的でロマン溢れる。
そんなシンプルな恋愛映画に深さを幅をもたらしているのが、アデラインの娘。
恋愛脳になっている映画の中で、自分の母親の幸せを願い、母親が幸せを掴んだ時には本人以上に喜んでみせる姿はとても美しく、感動的。
”娘”というすごく重大な関係にも関わらず出番は少ないがその少ない出番の中ですごく良い役割を持っている。
娘の存在がなければ、この映画は駄作になっていたと思う。
ラストシーン、自分のファッションをチェックするために鏡を見たアデラインが自分の頭に白髪を見つけて「完璧」と呟くシーンはあまりにオシャレでかっこいい。
カタルシスある。