Twitterで募集したオススメ映画第28弾。
OSとの恋愛映画。閉鎖的な雰囲気が良き。
「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」の奇才スパイク・ジョーンズ監督が、「かいじゅうたちのいるところ」以来4年ぶりに手がけた長編作品。近未来のロサンゼルスを舞台に、携帯電話の音声アシスタントに恋心を抱いた男を描いたラブストーリー。他人の代わりに思いを伝える手紙を書く代筆ライターのセオドアは、長年連れ添った妻と別れ、傷心の日々を送っていた。そんな時、コンピューターや携帯電話から発せられる人工知能OS「サマンサ」の個性的で魅力的な声にひかれ、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じるようになる。主人公セオドア役は「ザ・マスター」のホアキン・フェニックス。サマンサの声をスカーレット・ヨハンソンが担当した。ジョーンズ監督が長編では初めて単独で脚本も手がけ、第86回アカデミー賞で脚本賞を受賞。
引用:映画.com
脚本が素晴らしい作品なんでしょうけど、まず引き込まれたのは映像の美しさ。
なんとも上品な鮮やかさ。
セオドアのシャツは全部おしゃれ。欲しくなる。
人工知能、ロボットとの恋愛、というのは割とよくある題材。
最初から悲恋が見えている感じがいいんでしょうね。その後、うまくいくにせよ、悲恋にせよ。
セオドアはどうやら何か辛い過去を抱えているようで、そんな中、OSのサマンサと恋に落ちる。
OSとの恋愛というのはちょっと珍しいような気がする。
とは言うものの、サマンサは人工知能としてあまりにすぐれていて、体という媒体がないだけで、本当に頭がよく、面白い女性なだけ。
そりゃ恋に落ちる。
セオドアとサマンサは普通のカップルのようで、普通に喧嘩もすれば嫉妬もする。
OSだからこその恋愛模様は正直あまり感じられない。
もちろん、セオドアが「人間のフリは辞めろ」なんてセリフを吐いてしまうし、サマンサはOSとして目覚めていき、複数の恋人を作るという想像通りの結末。
人工知能、ロボット相手の恋愛ものとしては、ストーリーはありがち。
でもやはり映像が美しい。
セオドアとサマンサのデートシーンなんてため息ものの美しさ。
良き。