Twitterで募集したオススメ映画第20弾。
苦手なのに、続いたホラーもいったんこれで一時休止。
がっつりホラーだったけど、そんなに怖くなかった。
悪い意味で。
そもそもこういう時代に合わせたホラーをリアルタイムで見なかったのは僕が悪いし、それで評価なんてするべきじゃないのかもしれない。
この世に恨みを残して死んだ女の霊が携帯電話を通じて伝播し、その死の予告メッセージを受けた者が怪死する事件が発生。そうして親友・なつみを亡くした女子大生・由美にも、死の予告メッセージが届いた。呪いの連鎖を食い止めるべく、同様にして妹を亡くしていた葬儀屋の山下と共に事件の真相を追うことにした由美は、やがて幼い娘を虐待死させた水沼マリエと言う母親の存在を知る。そして、廃病院で彼女の遺体を発見し霊を慰めた彼女は、死を免れた――かに見えたが、実は呪いの発信源はマリエの娘・美々子であったことが判明する。呪いは終わっていなかった! それを報せに由美の部屋を訪ねる山下。しかし、彼は美々子に憑依された由美に刺されてしまうのだった。
引用:映画.com
女子大生の由美(柴咲コウ)の友人、陽子の携帯電話に、陽子本人からメッセージが残されていた。3日後、陽子は携帯に残った着信時刻に、謎の死を遂げる。数日後、やはり自分からの着信を受けたケンジも転落死。やがて、由美の親友、なつみの携帯にも、なつみ本人からの着信が。由美は、同じように妹を亡くした男、山下(堤真一)と事件を追い始めるが、なつみもまた、予告通りの時間に無残な死を遂げる。そして、由美の携帯にも不気味な着信音が鳴り響いた…。
引用:映画.com
昨今着メロというもの自体が下火になっていると思う。
そのせいで、怖さは半減しているような気がする。
当時はもっとリアリティを感じて怖かっただろうな、とは思う。
それでもやっぱり辻褄があってないな、と思う部分も多々あった。
一番納得できなかったのは、友人のなつみの元にも着信があった時、テレビの製作陣が来て「有名な霊能者に除霊してもらおう」という提案に対して、柴咲コウ演じる由美は最初からそれに反対だった点。
あの時点で、霊能者(それもテレビの力で有名な)に頼るというのは最善手だと思うんですよね。
その霊能者がインチキだって描写があるならまだいいけど、それもなく、かと言って他に手もなく。
そう言ったところから、柴咲コウが全部の黒幕なのでは?なんてうっすら思いながら見ていて、それがそこまで外れじゃないけど、霊能者云々の描写とはきっと関係なくて、なんだかなぁ・・・
着メロはすごく耳に残りつつも不穏な空気はすごくて、怖がらせるにはとても良いメロディーだと思う。
この時代の、チープな音とも相性よくて見事。
どうやら真犯人の女の子に取り憑かれた由美が山下を刺したところで映画は終わり。
このラストシーンは呪いは続く的なものなのか、ただ怖い感じで終わらせようと思っただけなのか。
なんとなく後者に見えちゃうのは勿体無い。