母なる証明 @Netflix

Twitterで募集したオススメ映画第16弾。
「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督作品。この人すごいな。
本作「母なる証明」も最高によかった。

解説

「殺人の追憶」「グエムル/漢江の怪物」のポン・ジュノ監督が手がけた3年ぶりの長編。国民的人気女優のキム・ヘジャ、5年ぶりの映画出演となるウォンビンが親子を熱演する。貧しいながらも幸せに暮らしていた親子であったが、ある日1人息子が警察に拘束されてしまう。殺人事件の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、孤立無援の母は悲しむ間もなく、たった1人で真相に迫ろうとするのだが……。
引用:映画.com

https://www.youtube.com/watch?v=sKP_bnwC_SI

ネタバレありの感想

知的障害者のトジュンの無実を信じ、警察に代わって1人で事件の真相に迫る母。
すごい映画だ。
誤解を恐れずに言ってしまうと、障害者という題材を使って感動ポルノにしない、というのはとても勇気のいることだと思う。
これ、まだまだ日本では作られないんだろうな。
ボン・ジュノ監督の作品を見ると、同じアジアとして”負けた”と思ってしまうけど、そう思うこと自体がすでに間違っているのかもしれない。韓国映画は同じアジアでも、もう随分と違う次元の話なのかもしれない。

映画冒頭の立ちションしているトジュンに煎じ茶を飲ませる母親。
飲みながら放尿するという構図に馬鹿らしさを感じつつも、母親の愛だとか、それがそのまま通り過ぎている様が現れていて、この映画の本質がすでにそこで描かれているような気がする。
そして、その立ちションの後を板で隠す母。
もしもこれが本当に映画の本質であるならば、やはりアジョン殺しはトジュンによる犯行だったのではないか、と思ってしまう。

真犯人がトジュンなのか、ジョンパルなのか問題。
”最後に急に出てきたやつが犯人なはずがない”というのはただのミステリー脳すぎるし、廃品回収のおじさんは、嘘をつく理由が無い。
ということで、シンプルにトジュンが犯人だった、ということで良いと思う。
それを確信したからこそ、母親はそれを忘れようと針を太ももに刺したんだろうし、そういうことをしてしまうのが母の愛のひとつの形なんでしょう。それが正しいか正しくないかは別として。

ミステリー映画として単純に面白い映画だし、色々深く考えこんでしまうような見方も出来るすごい映画だった。

2020年 年間ベスト

  1. アルプススタンドのはしの方
  2. パラサイト 半地下の家族
  3. インターステラー
  4. チョコレートドーナツ
  5. ベイビー・ドライバー
  6. 放課後ソーダ日和
  7. 危険なプロット
  8. ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
  9. 犬猿
  10. ゴーストバスターズ
  11. キャロル
  12. レスラー
  13. ダラス・バイヤーズクラブ
  14. 母なる証明
  15. スノーピアサー
  16. EVA
  17. 全裸監督
  18. バーレスク
  19. スクール・オブ・ロック
  20. 帰ってきたヒトラー
  21. イット・フォローズ
  22. 俺たちに明日はない
  23. エクス・マキナ
  24. 私の男
  25. レインメーカー
  26. Back Street Girls -ゴクドルズ-
  27. ロスト・ボディ
  28. 完全なる報復
  29. ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル
  30. ジュマンジ
  31. her/世界でひとつの彼女
  32. 二百三高地
  33. アデライン、100年目の恋
  34. パラノーマル・アクティビティ第2章: Tokyo Night
  35. ハッピー・デス・デイ
  36. セブン・シスターズ
  37. ハッピー・デス・デイ2U
  38. るろうに剣心 京都大火編
  39. るろうに剣心 伝説の最期編
  40. 殿、利息でござる!
  41. キャビン
  42. インファナル・アフェア
  43. LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
  44. 愛なき森で叫べ
  45. 悪の教典
  46. スコットピルグリムvs邪悪な元彼軍団
  47. マスカレード・ホテル
  48. ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
  49. ランボー
  50. 貞子vs伽倻子
  51. あやしい彼女
  52. 着信アリ
  53. レゴ・ムービー
  54. こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
  55. 音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!
  56. ぼくたちはゆっくり上手にできない