ツイッターでちょっと話題になっていたので、見てみた。
そしたら見事。
そりゃ名作言われるわ。
宇宙の侵略者キセニアンは、手下のフィオレを使って、月野うさぎ(=セーラームーン)の恋人、地場衛(=タキシード仮面)を利用し、地球征服を企てた。フィオレの友情に苦悩し苦戦するタキシード仮面。その苦境に陥った愛するタキシード仮面を守るため、そして地球を守るためにセーラームーンと四人のセーラー戦士たちが立ち上がる。キセニアンとの壮絶な戦いの末、フィオレは倒れ、地球は再び平和を取り戻すのであった。
武内直子の原作による人気漫画“美少女戦士セーラームーン”(講談社『なかよし』で連載中)のアニメ化。特異のコスチュームに身を包んだ五人の美少女戦士が正義のために悪と戦う物語。
引用:映画.com
あらすじすごい。
「地球は再び平和を取り戻すのであった。」
そりゃそうだけど、一応書かない部分じゃない?
1時間という短い時間で、テンポよい展開で全く無駄なシーンがない。
キャラクターのかわいさや、彼女たちがどういう人間なのかも冒頭1分で紹介。
そこからオープニングテーマを挟んで、本作の敵役となる衛=フィオレが出てくる。
その後ギャグパートとなり、それぞれのキャラクターの相関や人間性なんかがわかる。ここまでで5分。
キャラクターのファッションも含めて画面の色がすごい綺麗。
もちろん古い作品ということで画像は荒いのはもちろんなんだけど、とにかくセンスがいい、と感じる。
だけど、これセンスだけじゃないんだろうな。きっと何かすごい計算とか経験とかから打ち出された画面構成だと思う。
ストーリーはシンプルすぎるほどシンプルで、フィオレにさらわれたタキシード仮面を助けに行って、地球と仲間を守るってだけなんだけど、回想シーンがすごく良き。
仲間たちのコンプレックスや弱い部分を見せ、そこを救った・肯定したのが月野うさぎという主人公であるという構図はやはり美しいし、カタルシスを感じる。
主人公の持つ高貴さ・強さなどがすごくよく描かれていて、こんなの好きになっちゃう。
でも、当時のオタクたちには青い子人気だったよね。なんでなんだろう。
あと、キャラデザ。
かわいいしエッチだけど清潔感あって、見事。
とにかくアニメーション作品として見事。