さようなら歌舞伎町 @Amazonプライム

僕はサブカル生まれのポピュラー育ちなので、こうみんなが知らないような映画を「これ、面白いんだぜ」みたいな事を言いたい。言いたいんだ。
とは言え情報に溢れたこの時代、なかなかみんなの知らない映画なんて無い。
そうすると、僕が知らない面白そうな映画を見ようって事にしかならなかった。

「さようなら歌舞伎町」はあれだった、面白かった。
これ多分ヒットしてたでしょう。
すげえポップだもん。そんでほんの少しのサブカルだもん。
ヒットしてたんでしょう。きっと。
なんせ前田敦子だしね。
それにしても前田敦子いい女優だな。

解説

話題作に引く手あまたの染谷将太と、「もらとりあむタマ子」が高い評価を受けた前田敦子が初共演したオリジナル作品。廣木隆一監督がメガホンをとり、脚本を廣木監督の「ヴァイブレータ」「やわらかい生活」も手がけたベテラン脚本家の荒井晴彦と、「戦争と一人の女」の中野太が担当。自らを一流ホテルマンだと偽る、しがないラブホテル店長の徹と、ミュージシャンを目指す沙耶のカップルを中心に、新宿歌舞伎町のラブホテルに集う5組の男女の人生が交錯する1日を描いた群像劇。イ・ウヌ、忍成修吾、大森南朋、田口トモロヲ、村上淳、松重豊、南果歩ら、いずれも実力派の俳優たちが共演している。
引用:映画.com

https://www.youtube.com/watch?v=cpx8V6wP9dk

ネタバレありの感想

前田敦子もこの映画だったら脱いでよかったんじゃないでしょうか。
ってわけにもいかないか。

僕の大好きな群像劇。
そういうわけで前田敦子の出番はそんなに多く無い。
というか、誰も出番が多い人がいない。
みんな違ってみんないい。

ラブホテル「アイリス」に集まったそれぞれ何かしらの問題を抱えたカップルたち。
人間が2人いれば関係が生まれて、関係が生まれたら何かしらの問題も生まれる。
不倫だったり、恋人に黙って風俗で働いていたり、ミュージシャンとしてデビューするために枕営業をしにきたり、強盗犯だったり。
問題だらけの人間関係でドロドロとした映画になってしまいそうなところ、前田敦子の持つ圧倒的なアイドル感でどことなく爽やかになっている気もする。
そういう意味ではやはり前田敦子はアイドルとして脱がないでいたのが正解なのかもしれない。

ラスト、ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか映画としてわからないのは群像劇として当たり前かもしれない。
でも、それぞれのカップルについてもその答えは簡単には出せない。
強盗犯カップルももしかしたらちゃんと罪を償えた方が彼らのためになったのかもしれないし、韓国のカップルもそう、前田敦子カップルもお互いが別々に前を向いて歩き出した、と捉える事も結局別れてしまったとも取れる。
この矛盾や受け取り側に問いかける行為こそが文学だと思う。

映画冒頭の前田敦子の「ねぇ、しよ」もすごく意味のあるセリフだったんだと最後にわかる。
最高に面白かった。

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