Diner ダイナー

原作「ダイナー」がめちゃめちゃ最高だったので、映画化と聞いて喜んだ一瞬後に不安になって、ボンベロを藤原竜也が演じると聞いて憤慨して、その時は観るつもりなんか全くなかったのに、最近映画館に行ってなかったのもあって、急激に行きたくなってしまい、観てきてしまった。
まず、簡単な感想としては観なきゃよかった。お金損した。

蜷川実花は原作読んだのかな。
ちゃんと読んだのかな。「ダイバー」を映画化したいプロデューサーかなんかがあらすじまとめて説明しただけなんじゃないのかな。
なんて疑問に思うくらい、この小説の作者の言いたいことが汲み取れていなかった。
まぁ、国語の試験じゃないんだから作品は独自の解釈でもいいんだけどね。

でも、映画が終わってまず思ったのが、「原作者って映画が完成した後に『これ全然違います』とか言えないんだろうなぁ」って。

解説

藤原竜也と蜷川実花監督が初タッグを組み、平山夢明の小説「ダイナー」を映画化。元殺し屋の天才シェフ、ボンベロが店主をつとめる殺し屋専用の食堂「ダイナー」。日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった少女オオバカナコは、ボンベロに買われウェイトレスとして働くことに。ボンベロが「王」として君臨するダイナーには、全身傷だらけの孤高の殺し屋スキンや、子どものような姿をしたサイコキラーのキッド、不気味なスペイン語を操る筋肉自慢の荒くれ者のブロら、ひと癖もふた癖もある殺し屋たちが次々とやって来て……。ダイナーの店主ボンベロ役を藤原、物語の鍵を握る少女オオバカナコ役を玉城ティナが演じるほか、窪田正孝、斎藤工、小栗旬、土屋アンナ、奥田瑛二ら豪華キャスト陣が殺し屋役で出演。
引用:映画.com

あらすじ

極上の料理目当てに殺し屋が集い、狂気に満ちた食堂。
”命がクズ同然”な食堂で、天才シェフ<ボンベロ>は欲望も、生死も、支配している。
しかし、平凡な女<カナコ>が迷い込んだ日から、クセモノ殺し屋たちの本能を極限まで刺激する 殺し合いゲーム がはじまる。
引用:公式サイト

https://www.youtube.com/watch?v=W6igq-iN5L0

映画観終わって、あらすじ観てびっくりしたんだけど
【クセモノ殺し屋たちの本能を極限まで刺激する 殺し合いゲーム がはじまる。】
だってさ。

【殺し合いゲーム】
だってさ。

製作陣はデスゲームものだと思ってるのね。
そりゃ、ピントのずれた駄作が出来上がるわけだ。

ネタバレありの感想

この映画で一番ダメなのは、とにかく料理が美味しそうじゃない。
原作読んだ人はわかると思うんですけど、原作はとにかく美味そう。
ボンベロの料理が美味しそうだからこそ、店に殺し屋が集まるわけだし、”食”というものの持つ強大な力に触れることでオオバカナコの意識が変化していくのに。
とにかく照明や、彩りのせいで料理が不味そう。
スキンのスフレはまぁ、よかったけど、それもキッチンでだけ。
暗く(よりによって)青い照明のスキンのいる個室では不気味な物体になっていた。

そしてやっぱり藤原竜也がボンベロってのは無理がありすぎた。
藤原竜也は悪くない。
藤原竜也はああいう演技を求められているんだから、それを全力(かどうかは知らないけど)でやりきったんだと思う。
藤原竜也を選んだのが間違い。まだ、藤原竜也がオオバカナコの役回りを演じた方がよかったと思うよ。

スキンも違う。
いや、もう全員違うんだけど。
スキンってさ、もっと(誤解を恐れずに言うと)醜い顔と体なんじゃないの?
顔に切り傷があるだけじゃん。
姿は醜いのに、心優しいと思ったら大きな闇を抱えてた。ってのが魅力のキャラクターなんじゃないの?
あれくらいの傷なら化粧で消せよ。
体に関してはめちゃめちゃ綺麗で映画館で笑っちゃったよ。

そうなんである。
笑っちゃったの。
途中から笑えてきた。
マトリックスみたいなアクションシーンなんか終始笑わせてもらった。
この令和の時代に!マトリックス!

これ、原作読んだ人はびっくりすると思うんですけど、キスシーンあるんですよ。ボンベロとオオバカナコの。
めちゃめちゃ笑わせてもらった。
これぞ、ダメな日本映画のテンプレート!

エピローグで、メキシコで店を開いてしまったオオバカナコにはめちゃめちゃ笑ってしまった。
探すの大変じゃん。ボンベロに来て欲しくないんじゃん。
ボンベロの金使って、自分の行きたかった場所に行く俗物感。
笑ってしまった。
何より笑ったのが、その店にボンベロがちゃんと来ること。
情緒がねえ(笑)
こういうところも監督が原作読んでないんじゃないか、って思っちゃう原因の一つなんですよね。
「最後、オオバカナコが店開くんですよ!で、そこでボンベロが来るのを待ってるんですよ!で、きっと来るんですよ!これって愛ですよねぇ。」
みたいなことを、誰かが蜷川実花に言っちゃったんじゃないかな。って感じた。

でも、玉城ティナちゃんはかわいいし、絶対領域見れるからいい映画。

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