家族ごっこ @Netflix

家族をテーマにした5つのオムニバス映画。
家族というテーマにしてはなんとも薄っぺらい映画だった。

そもそも、5つのオムニバスにしたことからして間違いだったとしか思えない。
どれも描ききれていないし、語りきれていない。
いや、その前にそもそも描くことが、語りたいことが無いのかもしれない。

あらすじ

「グレイトフルデッド」「地球でたったふたり」の内田英治監督と、「悪夢のエレベーター」「サンブンノイチ」で知られる小説家で、これが映画監督デビューとなる木下半太がメガホンをとり、一風変わった5組の家族を描くオムニバス映画。ある日突然集められた他人同士の男女4人が鈴木家という疑似家族を演じる「鈴木ごっこ」、美人4姉妹のうち誰が一番の貧乳かで家族崩壊の危機を迎える田中家を描いた「貧乳クラブ」ほか、「佐藤家の通夜」「父の愛人たち」「高橋マニア」の5つのエピソードで構成される。出演は斎藤工、でんでん、鶴田真由ら実力派がそろう。
引用:映画.com

https://www.youtube.com/watch?v=QQfRTqy3bZ4

ネタバレありの感想

鈴木ごっこ

原作を読んで、結末をどう映像化するんだろう?って思っていたら、全く映像になってなかった。
小説の大事なトリック部分は全く使われてなかった。
落ちは原作以上にひどくて、借金取りの仲間である二階堂を気絶させ鈴木家の4人で逃げ出すというもの。
なんで1年間待った?もっと簡単に逃げられるタイミングいくらでもあっただろう。

佐藤家の通夜

5つの中で一番マシ。
隠れキリシタンをテーマにした、というかそのまんまな話。
佐藤家の面々がなんでそんなにキリスト教を嫌っているのかも説明が無いため、故人の描いたキリストの絵を踏むという行為に嫌悪感がすごい。
それでも、5つの中では一番マシ。

父の愛人たち

これもひどい。
8人の愛人を持つ父が亡くなった。
最後の晩に共に過ごした愛人に遺産の3分の1を渡す。という遺言のせいで、愛人たちが自分が!自分が!と、競う設定は悪くない。
そこから、いかにも探偵っぽい立ち振る舞いで愛人を一人づつ候補から外していく。
その証拠の薄さよ。
「その日は彼氏の誕生日だったから、そっちに行ったはず」ってなんだそれ。
それで納得するのもおかしいし、それが通ったのにその日一緒に食事をしていた領収書を見て「領収書だけでは・・・」ってそっちはダメなんかい・・・
息子だと思ってたら、女装癖のあるもう一人の愛人だった、というオチもくさすぎる。

貧乳クラブ

オシャレな日常系コメディを目指したであろう作品。
手持ちのカメラが落ち着かず、見てると気持ち悪くなる。
内容の無いストーリーであるなら、せめて映像はしっかりとして欲しかった。
作中のテツヤの台詞がこの映画の全てを表してる。

「どうでもいいよ、そんなこと」

高橋マニア

5つの全部の作品に言えることだけど、特に、世にも奇妙な物語をやりたかったであろう短編。
少し怖くて少し可笑しい感じ。
その演出のレベルの低さよ。
ニートがジャージで、メンヘラが手首に包帯。
もうちょっとがんばれ。
ホラーなシーンでクラシック。
もうちょっとがんばれ。もうちょっと試行錯誤しろ。
もうちょっと作家性ってものをさ・・・

まとめ

駄作。
こういうのをシュールだと思ってんじゃねえぞ。

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