ミニオン大好き。イルミネーション大好き。
そんなイルミネーションの2018年のクリスマス映画。
これまでにもまして子供向けに作られていて、捻くれ者のグリンチが主役のわりにはイルミネーション得意の毒が少なめ。
「グリンチ」はもともとドクター・スースという作家の絵本からだそうで、アメリカではサンタに並ぶ代表的なクリスマスのキャラクターだそう。
2000年にはジム・キャリー主演で実写映画化もされているそう。
そっちも見てみたいな。
近所の映画館だと吹き替えしかやってなかったんだけど吹き替えも結構よかった。
グリンチの友人であるブリクリバウム役の声優がロバートの秋山で、これがすごくよくてびっくりした。
まず、声がいい。演技もさすがにコントっぽいところはあったものの、それが役柄にとても合っていた。
声優としての仕事増えそう。
「怪盗グルー」シリーズや「ミニオンズ」など、数々の人気アニメを生み出すアニメーションスタジオのイルミネーション・エンターテインメントが、2000年にジム・キャリー主演で実写映画化もされたドクター・スースの名作絵本に登場するアメリカの国民的キャラクター「グリンチ」を、新たにアニメ映画化。幼い頃はつぶらな瞳が愛らしかったが、成長してすっかりひねくれてしまったグリンチ。洞窟の中で暮らす彼は、愛犬マックスの献身的な愛にもぶっきらぼうに対応し、山麓の村人たちに意地悪ばかりして楽しんでいた。いつも不機嫌で孤独なグリンチは、村人たちが大好きな「クリスマス」を盗んでしまおうと思いつくが……。オリジナル英語版ではベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替え版では大泉洋がグリンチの声を担当。
引用:映画.com
もとが絵本だからということなんでしょうが、展開が早くて急。
イルミネーションの作品はだいたいテンポが早くて展開は早めなんですけども、今作はいつもにまして急な感じはした。
イルミネーションは細いところの演出や笑いところがとても上手で大好きで、今作もそういうシーンがたくさん。
予告編の1:15くらいにもあるんですけど、グリンチが体毛とそっくりなズボンを履いてる様とか最高。
その他にもシンディ・ルーがブルゾンを4枚重ねしている様とかとても可愛くて、笑えるし、今考えるとシンディ・ルーの想いとかちょっと泣けてもくる。
ただ、今作は大きな部分に物足りなさを感じた。
グリンチがクリスマスをあそこまで嫌いになる理由がちょっと弱い感じはしたけど、実際僕も人混みがすごく苦手だったりグリンチの気持ちはわかる。ある意味リアルなのかもしれない。
それよりも改心が急すぎるというかエピソードが弱い感じは否めない。
子供向けとは言え、もうちょっと尺を長くしてでも、エピソードを強くして欲しかったかな。
とは言え、さすがのイルミネーション。
美しい映像に楽しい物語、音楽の使い方も素晴らしく、これぞ娯楽映画って感じだ。
やっぱり好きだなイルミネーション。
2019年夏には「ペット」もやるみたいだ。今から楽しみ。