タイトルに惹かれてなんとなくみたら当たりだった。
短いこともあって2日で完走。
すごく良き。
1話20分前後で全8話。
ドラマとしてはかなり短いほうだけど、合計で160分くらいあるのか。
映画と比べると充分長いんだけどな。
自称サイコパスのジェームスとエキセントリックなアリッサの現代版ボニー&クライド。
彼らの周りにいる大人たちは確かにサイテーで、そんな世界をなんとかしたい、終わらせたい、というのは思春期ならほとんどの人が考えることだろう。
そして、自分がサイテーな大人になって、大人ってたいしたことないんだな、って気づくだけ。
サイコパスの少年と、人生のすべてを変えたい少女が思いついたロードトリップ。けど、その道程は、思った以上に山あり谷ありで…。漫画が原作のブラックコメディ。
引用:Filmarks
父親を殴って手に入れた車で旅を始めるジェームズとアリッサ。
序盤はコメディ要素が強く、とにかくトラブルやアリッサのアプローチに右往左往するジェームスを愛でるためのドラマ。
3話の終わりくらいから話は大きく動き出す。
すごく心の声が多い作品で、マンガ的だな、と思っていたらやはり原作はマンガだそう。
そのおかげで深読みなどはしなくてすみます。それがいいことか悪いことかは置いておいて。
主人公2人の心の中というのは、全てわかる、というか本作品では心の声に出ていることだけが彼らの本音、ということ。
なので、ラストに近くに連れてアリッサが、「私たちの犯行」と言っていたのも嘘偽りのない本心で、ジェームスと運命を共にしていくという決意の現れだし、そんなアリッサのセリフをジェームスを本音で喜んでいる。
そんな心の変化があったにも関わらずアリッサを守るため一人銃を持って走るジェームスはとてもかっこよく、とても美しく見えた。
勢いもあって、メッセージ性も強くとても見やすく爽快なテンポの作品。
良き良き。