映画「ゴーン・ガール」はとても痛々しくてどことなくコミカルで、とてもいい映画だった。
そんな「ゴーン・ガール」のギリアン・フリンが原作ということで期待。
28年前に起きた一家惨殺事件で生き残った、8歳の少女リビー。
彼女の証言により、殺人犯として逮捕されたのは、兄のベンだった。
大人になったリビー(シャーリーズ・セロン)の元へ<殺人クラブ>からの招待状が届く。
「無実」を語り始めたベンに残された時間は、あと21日。闇に葬られたはずの真実が、狂い始める。
引用:Amazon
謎解きとしてはイマイチ。
28年も経ってからリビーが動き出して、あまりに簡単に真相に近づきすぎな印象。
リビーが動き出したことにはちゃんと理由があるのでそこはいいんですけど、28年も経っていたらもうちょっと難航してしまうんじゃないかな。
「当時の警察が真相にたどり着けなかったのはなぜか?」について納得できるような描写がないのが残念。
あと、これは自分が見落としているだけなのかもしれないけど、なぜリビーが28年前、嘘の証言をしたのかがわからない。
衝撃のラストのためだけって感じがしてしまった。
ベンはリビーを助けたのに、なぜベンを犯人と言ったのか?
当時、悪魔を崇拝していたベン。悪魔崇拝ってものがそこまで不気味で罰せられるべきものだったのか。
ミステリーじゃないんだろうな。
ちょっと変わった家族モノなんだろうな。
家族という不思議な関係性と描いた作品としては、とても異常で不気味で少し不思議でそこが面白かった。
いいシーンや面白そうな感覚はあるものの、とても普通な印象に落ち着いてしまった。