WOWOWで放送されたドラマだそうで。
原作未読な僕の評価としては、とてもよかった。
とても楽しめた。
南米のある国でテロ事件が発生。長期化した事件は、日本人の人質6人全員が死亡という最悪の結果となってしまう。2年後、ラジオ局の報道記者・中原(佐藤隆太)は、テロ事件で母親を亡くしたひとみ(波瑠)から連絡を受ける。彼女によると当時、事件解決に動いていた政府軍は盗聴器を仕掛けており、中には人質たちの「声」が収められていたという。そのテープを手に入れたひとみは、母親の最期の時間を知ってもらいたいと語る。収録されていたのは、人生の一片の朗読だった。作家、主婦、工場経営者、ツアーガイド、会社事務員という、職業も年齢もバラバラの人質たちの、日々の物語が語られていた。
引用:Amazon
原作読んでいないので、どこが改変されたか、とかはわかっていないんですけど、それでもなんとなく「うまく映像化したな」と思った。
と思ったところでWikiを見てみると原作では人質8人なんですね。
原作も読まねば。
構成としては、6+1の短編を朗読している、って体の短編集で、一応縦軸として佐藤隆太がいるんですけどその縦軸はそんなに重要視していないような印象を受けてすっきりしていてよかった。
どの話もそれぞれ話手が違うということで(実際には小川洋子一人が考えていたとしても)とてもバラエティに富んでいて、なおかつ、登場人物のとっておきの話、ということで、どの話もすごく魅力的。
中でも印象的だったのが「B談話室」「やまびこビスケット」「コンソメスープ名人」の3つ。
とにかく「B談話室」がよかった。
これ、小説だともっと面白そうだなって思って原作も読まねばって、これを読んで思った。
集会の様子とかきっと面白いんだろうな。
これもすごくいい。
これは「博士の愛した数式 (新潮文庫)」以降、求められている小川洋子って感じですごくいい。
こういう話を嫌味なく書けるっていうのは素晴らしい。
ドラマとしても緩急のある演出でとてもよかった。
ここから一気に引き込まれた。
これ、何故だか読んだことある気がしてる。
覚えがある。
「中央公論」で連載してたようだけど、「中央公論」って読んだことないし、どっかの短編集に入ってたりするのかな?
なんでだろう。すごい覚えがある。
そして、その時も思ったんだけど、この話すっごい好き。