最近家で作業しなきゃいけないことが多いので、気になっていたけど、あんまり面白くなさそうなものを流しながら作業してます。
福満しげゆきの「生活」の映画化。ネットでの評判がすこぶる悪い。
けど、意外と、と言うのも変な話ですが、面白かった。
僕は正直結構好きですよ。
サラリーマンをリストラされ、さっぱりうだつの上がらない中津(東出)は、コンビニでバイトするフリーター。ある時出会った、謎の身体能力を誇るニート土志田(窪田)、情報収集力抜群の女子高生カオリ(小松)、昼は定年間近のサラリーマン、夜は“若者殴り魔”の日下(片岡)と町を守る自警団を結成し、社会が裁ききれない小さな悪を天誅と称し、高いところから吊り下げて晒す行為を始める。それはやがて、市民の賛同を得るようになり、自警団は巨大な組織に成長。日下がスカウトしたホームレス宇野(船越)を社長とし、低料金の警備サービスを提供する会社<ともしび総合警備保障>として操業を始める。しかし、新しいメンバーの中にはその力を私欲の為に使う者も現れ、秩序は徐々に崩れていく。はたして<ともしび総合警備保障>は、オリジナルメンバー達は、どうなるのか?
引用:Amazon
映画が始まってすぐのアクションシーンはとにかく見づらい。
迫力出すためなのか、カメラはブレブレで、見てて疲れる。
導入としてキャッチーなことをやりたいんでしょうけど、逆効果になってしまっている気がしてしまう。
原作も(作者が意図したものかどうかはわかりませんが)行き当たりばったりなストーリー展開で、そこが妙な勢いを出していて、すごく好きな漫画の一つなんですけど、映画にもその妙な勢いがあったと思うんだけど、もちろん作業しながら見てたので自信はない。
ストーリーも雑な割には、普通によくある感じでハッピーエンドにしていたりしますが、僕は結局そういうの好きなんですね。
最後、主人公の中津が成長できた(と本人が錯覚している)のもとてもいいし、土志田のことを相棒って呼べちゃう青臭い感じもとてもいい。
ただ残念なのは、カオリが福満しげゆきのキャラクターほどエロくなかった。
和製キックアスを目指していたらしく、キックアスも見ていない僕が言うのもなんですが、それは言い過ぎなんでしょうね。そのせいで評価低くなってるんだろうな、って気がします。
後は何よりも冒頭の見辛いアクションシーン。
あの時点では苦痛だった。
でも、その後のドラマ的な部分は好きですよ。