辻村深月「凍りのくじら」

僕と辻村深月の出会いは「ぼくのメジャースプーン」だったんですけど、どうやら辻村深月には読むべき順番があるようで、その順番で読み直そうかなと思ったのです。

辻村深月作品の読む順番のオススメ

これは、講談社文庫の帯についていたものなので、当然講談社文庫の作品しか載っていません。

  1. 凍りのくじら
  2. スロウハイツの神様
  3. V.T.R.
  4. 冷たい校舎の時は止まる
  5. 子どもたちは夜と遊ぶ
  6. ぼくのメジャースプーン
  7. 名前探しの放課後
  8. ロードムービー
  9. 光待つ場所へ
  10. ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

まず「凍りのくじら」から読むのがいいらしいですね。
一時期ヴィレッジヴァンガードでやけにプッシュされていた「凍りのくじら」。

あらすじ

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。
引用:Amazon

理帆子は、学校に自分の居場所を見つけられないでいる。
そんな感覚昔よく味わってましたよね。ね。

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ネタバレありの感想

辻村深月に対する良くない側の感想としてよく「感情移入ができない」というのを聴きますが、僕はなんだかどの作品でも感情移入しちゃうんですよね。
「凍りのくじら」でも理帆子のこういう自分の居場所がどこにあるのかわからなくて不安な気持ち、自分にもあった。
どこで「ただいま」と言えばいいのか悩んでしまう気持ち。
こういう感覚は人それぞれだし、難しい問題なようでとても簡単な話なんだけど、誰もがどの作品でも感情移入ができるわけないんですよね。
すごく当たり前のことを言ってしまうと、人それぞれ色々思うことはあって、そこの波長がぴったりじゃなくても少しでも合う、ってそれは結構奇跡的なことだ。

僕にとって辻村深月の書く物語、キャラクターの多くは、思い当たる節があったり、「こうなりたい」と思えるキャラクターが多くて、それで大好きです。

電車で辻村深月を読んで泣くのやめたい。
でも、読むの止められない。