星新一「天国からの道」

みんな大好き星新一。
僕も例も漏れずそれなりに読んでるんですけど、例に漏れず、まだ未読のものもいっぱい。
そんな一冊「天国からの道」。

あらすじ

前人未到のショートショート1001編という偉業を達成した星新一。長い作家生活のなかで単行本に収録していなかった作品を集めた没後の作品集『気まぐれスターダスト』を再編集。デビュー以前の処女作「孤のためいき」など初期作品と、1001編到達後の「担当員」を収録。さらに、文庫未収録のショートショート6編を加える。「まだ読んでいなかった」作品をそろえた、愛読者必携の一冊。

【目次】
天国からの道/禁断の実験/友情/ある声/悪夢/けがれなき新世界/平穏/つまらぬ現実/原因不明/ぼくらの時代/火星航路/Q星人来る/珍しい客/狐のためいき/担当員/収穫/壺/大宣伝/禁断の命令/疑惑/解放の時代
引用:「BOOK」データベース

ネタバレありの感想

らしくない、というか何というか、僕らがイメージする星新一からは少しずれている作品集。
星新一にしては割と長め(とはいうものの、他の作家から比べると短い)作品が多め。
毒もちょっと少なめな印象かな。

特筆すべきは「狐のためいき」。
星新一の処女作だそうで。処女作でこの完成度。さすが。

表題作の「天国からの道」。
この本自体は初めてなんですが、この話はなんとなく知っていた。
どこかで、この短編だけ読んだのか、それとも他の作家が似たようなものを発表していたのか。
この、どこかで読んだことあるはず、と思わさせる設定の妙さと、その設定をスタンダードなものに押し上げたのはやはり星新一のすごさなんでしょうね。

さすが、の一冊。

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