2020年はどちらかというと映画を多くみた。
ということで、久々にあまり本を読まない一年だった。
と思ったけど62冊。
思ったよりも読んでいた。後半、読んでないのよね。引っ越して会社が近くなったし、その上在宅も増えたせいで通勤時間に読まなくなったから。
あと、年末の掃除で数えたら積読が216冊に・・・
2021年こそ、積読消化します。
今年知った作家さんでは阿川せんりさんが圧倒的に好みの作家さんだった。
まだ「厭世マニュアル」と「パライゾ」の2冊しか読めていないんだけど、まず「パライゾ」はフィクション的な、物語的な語り口なんだけど登場人物達がすごく生々しくてポップなはずなのにゾッとするようなシーンがありつつ胸が熱くなる作品で最高によかったのにそのあと読んだ「パライゾ」がそれを越してエンタメとしても文学としてもよかった。
文芸と文学の両方に頭突っ込んでいる感じで最高。文庫化したらまた買います。
結局文庫化まで待てずに購入。
やっぱり面白い。
でも辻村深月さんの最高傑作というにはちょっと物足りないと思ったのも確か。
「かがみの孤城」を読んだことや友達に辻村さんをお勧めし、その友達がバカハマりしてくれたりと、そういうことがあって今年は辻村深月さんは結構読み返した。やっぱり「ぼくのメジャースプーン」が最高なんだよなぁ。
「オーダーメイド殺人クラブ」なんかは、辻村さんがきっとずうっと胸にひっかかっている昔のあの事件にもう一度ちゃんと向かい合ったような作品。
同年代の人は読んでおいたほうがいいと思う。
今年はあまり酷すぎる小説は読んでない。
ランキングの下位のやつとか覚えてないだけで、インパクトはそんなになかった。
外れがない、というのも寂しいものですね。