阿藤玲「お人好しの放課後 (御出学園帰宅部の冒険) 」

なんで買ったんだろう。
タイトルも表紙とかあらすじも別に好みじゃないんだけどなぁ。
創元推理文庫ってところは好き。
サクッと読みたい気分だったので、読んだところ思ったよりはよかった。

あらすじ

授業が終われば速やかに帰宅し、成績は中より上、通学区域で奉仕活動をすべしーー御出学園帰宅部は、世間の尺度と一味ちがう。ベニヤ製の人形が夜な夜な徘徊していると聞いて調査に乗り出したのは、地域の皆さんのためにと燃えたわけではなく単なる成り行きだったが、結果的に帰宅部の認知度は上がり、相談と称して持ち込まれるトラブルの数も増えていく。部員たちがのほほんと、時には深刻に、謎を解こうと知恵を絞るが……。四編収録の連作集。
引用:楽天ブックス

ネタバレありの感想

学園ものの日常の謎系っぽいタイトルと表紙とあらすじで、そのまんま日常の謎系。
舞台である御出学園では、帰宅部が正式なクラブ活動として認められていて、通学地域でのボランティア活動や平均以上の成績を取らなければいけない、という設定はちょっと面白い。
そして、暇に見えるという理由で悩み相談(日常の謎)が持ち込まれるという作りは綺麗。

登場人物のかき分けがちょっと弱く、誰が誰だかわからない時がちょこちょこと。
キャラクターが付いていても、美少女や美男子ってのが多く、ライトな小説の割にはキャラクターが弱い。
そういうのもあり、ちょっと目滑りしてしまう。
短編としても印象がいまいち弱く、記憶にいまいち残ってない。
つばさくんの悩みから生まれた日常の謎を解決する「たたかうにんじん」はとても良かった。
つばさくんがにんじんを食べなくなった理由や、そもそもにんじんが好き、というつばさくんにほっこり。

2020年 年間ベスト

  1. 辻村深月「ぼくのメジャースプーン」
  2. 綿矢りさ「蹴りたい背中」
  3. 朝井リョウ「星やどりの声」
  4. 辻村深月「凍りのくじら」
  5. 辻村深月「子どもたちは夜と遊ぶ」
  6. 澤村伊智「ぼぎわんが、来る」
  7. ポール・アルテ「第四の扉」
  8. 辻村深月「家族シアター」
  9. 彩坂美月「僕らの世界が終わる頃」
  10. こだま「夫のちんぽが入らない」
  11. まさきとしか「完璧な母親」
  12. 湊かなえ「絶唱」
  13. 詠坂雄二「人ノ町」
  14. 一條次郎「レプリカたちの夜」
  15. 冲方丁「もらい泣き」
  16. 東野圭吾「恋のゴンドラ」
  17. 歌野晶午「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」
  18. 阿藤玲「お人好しの放課後 (御出学園帰宅部の冒険) 」
  19. 郷一郎「名無しの十字架」
  20. 永嶋恵美「明日の話はしない」
  21. 小嶋陽太郎「気障でけっこうです」
  22. 藤野恵美「ぼくの嘘」
  23. 鈴木おさむ「名刺ゲーム」
  24. 緒川怜「冤罪死刑」