今更だけど読んでみよう。
なんとなく知っている話だけど、詳細は知らない。
結果、話らしい話は無い。
ストーリーを追う小説ではなくて、アンを、ダイアナを、そしてマシュウおじさんを愛でる小説だった。
ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく―。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。
引用:楽天ブックス
読む前、どんな話なのか詳しくは知らないな、と思っていたら、そりゃそうだった。
シリーズの第1巻だから、ということなのかもしれないけれど、1冊通して軸となるような事件はなく、アンがマシュウ・マリラに引き取られ、彼女の生まれ持っての性質のせいで起こす数々の事件をとそれを通して成長していくアンを見るだけのものだった。
言うなれば短編集のようなものだけど、1つ1つの章に起承転結があるわけでもなく、ただただアンってかわいいなぁ、って思うためだけの小説。
女の子とはかくあるべし、のような話は現代では受け入れられづらいけど、それでもアンは可愛らしいし、生命力に溢れた彼女を見てると元気ももらえる。
勝手なイメージで、ギルバートともっと喧嘩したり、イチャイチャしたりするもんかと思ってたんだけど、少なくとも「赤毛のアン」では、そんなに絡まないんですね。
とにかく、ダイアナとのイチャイチャ。あとマリラとマシュウおじさん。
マシュウおじさんがかわいい。
寡黙で口下手で、でも、アンのことが大好きで、甘やかしまくっちゃうマシュウおじさんかわいい。
続き読むかなぁ。読まないかも。
気にはなるんだけどね。
女の子が好きな女の子って感じで、オタクは好きじゃ無いタイプの女の子なんだよね。
痩せててガリガリってところも含めて。