Nobutake
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辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」

辻村深月のデビュー作。
大好きな辻村深月のデビュー作。

辻村深月と僕、同い歳なんですけど、基本的にそういうのってどうでもいいんですよ。
同じ時代に生まれていなくても(僕にとって)面白い小説は面白いし。(僕にとって)つまらない小説はつまらない。
それでもやっぱり、衝撃的なニュースなんかを同じ年齢で見ていたというのは少なからず人格形成に影響を与えているんでしょうね。

あらすじ

ある雪の日、学校に閉じ込められた男女8人の高校生。どうしても開かない玄関の扉、そして他には誰も登校してこない、時が止まった校舎。不可解な現象の謎を追ううちに彼らは2ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件を思い出す。しかし8人は死んだ級友(クラスメート)の名前が思い出せない。死んだのは誰!? 誰もが過ぎる青春という一時代をリアルに切なく描いた長編傑作!
引用:Amazon

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感想(ネタバレあり)

「冷たい校舎の時は止まる」を構成するものは「自殺」「クローズド・サークル」といったミステリー要素と「青春」「いじめ」といった青春要素。
やっぱり「いじめ」「自殺」と聞くとあの時のことを未だに思い出してしまうし、悲しくなってしまう。
あの時多くの10代がきっと初めて真面目に「生と死」について考えたんだと思うんですよ。
僕もそうだったし、辻村深月もそうだったんでしょうね。
その一つの答えが本作なんだろうな、と思います。

本作はとても優れた青春小説であって、ミステリー小説として読みづらいというか、ミステリーだということを忘れてしまって、そういう意味では卑怯だな、って感想も出てきちゃう作品。