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メグ・ガーディナー「心理検死官ジョー・ベケット」

心理検死官という変わった職業の女性が主人公。
とはいうものの、「心理検死官」は造語で、死者の心理を分析し、死の原因を探る。ということですが、その職業の特徴は全然活かされていなくて残念。
だけど小説としては迫力があってなかなか楽しかった。

あらすじ

精神科医のジョー・ベケットは死者を心理分析して死因を解明する、いわば“心理検死官”だ。その彼女が急行した交通事故現場にはやり手の連邦検事補キャリーが死んでいた。遺体にはルージュで書かれた「dirty」の文字。調べるにつれ、ジョーは相次ぐセレブの死と、秘密めいたクラブの存在に行き着く。やがてクラブからジョーのもとに入会を誘う手紙が届き…。エドガー賞受賞作家の新シリーズ第1弾。
引用:Amazon

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ネタバレありの感想

あまり得意ではない翻訳物。
登場人物が覚えられなかったり、すぐに男女がわからなかったり、と。

主人公のジョーはトラウマを抱えながらもタフで強く生きていて、いかにもなキャラクター。
こういうキャラって人気あるんだろうね。
そこが日本の探偵小説との大きな違いだよね。
やっぱり僕は気難しい偏屈な探偵が好きだ。
そして、中身もいかにもなキャラクターがいかにもなアクションシーンを演じる。
カーチェイスあり、ドラッグあり、日本刀まで!
でも、アクションばかりではなく、ミステリ成分も多めでうれしかった。

ジョーの元へ「ダーティ・シークレット・クラブ」への招待状が届くシーンなんかは、とてもワクワクした。

「心理検死官」という職業が全然活かされていないのがとにかく残念。
とてもキャッチーなアイテムなんだけどな。
シリーズものということで、そこを期待しつつ次も読んでみようと思う。
軽いのを挟んでから。

2018年 年間ベスト

  1. 西加奈子「ふる」
  2. 鳥飼否宇「死と砂時計」
  3. 宮下奈都「羊と鋼の森」
  4. 筒井康隆「朝のガスパール」
  5. 天祢涼「キョウカンカク 美しき夜に」
  6. 井上真偽「その可能性はすでに考えた」
  7. 瀬川コウ「謎好き乙女と奪われた青春」
  8. 竹本健治「涙香迷宮」
  9. 筒井康隆「ロートレック荘事件」
  10. 深水黎一郎「テンペスタ 最後の七日間」
  11. 北山猛邦「先生、大事なものが盗まれました」
  12. 伊坂幸太郎「仙台ぐらし」
  13. 伊坂幸太郎「オーデュボンの祈り」
  14. 辻村深月「ハケンアニメ!」
  15. 東野圭吾「仮面山荘殺人事件」
  16. 有栖川有栖「46番目の密室」
  17. 青崎有吾「体育館の殺人」
  18. 下村敦史「生還者」
  19. 木内一裕「デッドボール」
  20. 佐藤友哉「子供たち怒る怒る怒る」
  21. 森絵都「カラフル」
  22. 岡嶋二人「そして扉が閉ざされた」
  23. 東野圭吾「ある閉ざされた雪の山荘で」
  24. メグ・ガーディナー「心理検死官ジョー・ベケット」
  25. 瀬尾まいこ「おしまいのデート」
  26. 伊坂幸太郎「火星に住むつもりかい?」
  27. 東野圭吾「放課後」
  28. 長江俊和「出版禁止」
  29. 東川篤哉「密室の鍵貸します」
  30. 東野圭吾「十字屋敷のピエロ」
  31. ネレ・ノイハウス「深い疵」
  32. 折原一「覆面作家」
  33. 恩田陸「木漏れ日に泳ぐ魚」
  34. 浜口倫太郎「22年目の告白-私が殺人犯です-」
  35. ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」
  36. 首藤瓜於「脳男」
  37. 西澤保彦「麦酒の家の冒険」
  38. 青柳碧人「西川麻子は地理が好き。」
  39. カタリーナ・インゲルマン=スンドベリ「犯罪は老人のたしなみ」
  40. 原宏一「床下仙人」
  41. 島田荘司「斜め屋敷の犯罪」
  42. 鯨統一郎「邪馬台国はどこですか?」
  43. 木下半太「鈴木ごっこ」
  44. 高木敦史「演奏しない軽音部と4枚のCD」
  45. 遠藤武文「トリック・シアター」
  46. 伊原柊人「隣人の死体は、何曜日に捨てればいいですか?」
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Book | 2018年3月21日