豊島ミホ「底辺女子高生」

豊島ミホの高校時代を綴ったエッセイ。
基本的にエッセイってそんなに好きじゃないんですよ。
でも、ドキュメンタリーは好きなんですよ。
なんなんですかね、やっぱりエッセイは女優のもの、みたいなイメージ持っちゃってるのかな。
そんな僕でも、大好きで、何度も何度も読んでいる1冊。

内容紹介

「本当の私」なんて探してもいません。みっともなくもがいてる日々こそが、振り返れば青春なんです―。「底辺」な生活から脱出するため家出した高校二年の春。盛り下がりまくりの地味な学祭。「下宿内恋愛禁止」の厳粛なる掟。保健室の常連たち。出席時数が足りなくて、皆から遅れた一人きりの卒業式。最注目の作家によるホロ苦青春エッセイ。
引用:Amazon

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底辺女子高生 (幻冬舎文庫)
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感想

エッセイではあるんですが、高校入学から卒業までをほぼ時間軸で書いているため、私小説のような印象も受ける。
そこも普段エッセイ好きじゃない僕でも楽しめる要因の一つなのかも。

同級生だったYさんのお葬式なんかは、本当にすばらしいエッセイだと思うし、あれを書けてしまう豊島ミホの力量、視点の独特さ、さすがだ。

僕が一番好きなのが卓球のエピソード。
その中で

平和だ。世界はちっちゃいほど平和になりやすいのだ。

という一節。
本当に素晴らしいし、日本の文学史に残っていい一節じゃなかろうか。
ただ、文学じゃないのが難点だ。

小説では「檸檬のころ」あたりがすごくすき。
信頼できる作家のうちの一人。
でも、まだ読んで無いのもいっぱいあるや。
読もう。

2017年 年間ベスト

  1. 村田沙耶香「殺人出産」
  2. 辻村深月「ぼくのメジャースプーン」
  3. ルイス・サッカー「穴」
  4. 梓崎優「叫びと祈り」
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  8. 城平京「虚構推理」
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  10. 三島由紀夫「命売ります」
  11. 森博嗣「すべてがFになる」
  12. 米澤穂信「満願」
  13. 豊島ミホ「底辺女子高生」
  14. 江戸川乱歩「江戸川乱歩名作選」
  15. 太宰治「人間失格」
  16. 辻村深月「子どもたちは夜と遊ぶ」
  17. 深水黎一郎「五声のリチェルカーレ」
  18. 麻耶雄嵩「貴族探偵」
  19. 朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」
  20. 喜国雅彦「本棚探偵の生還」
  21. 森博嗣「冷たい密室と博士たち」
  22. 西澤保彦「殺意の集う夜」
  23. 野村美月「文学少女と死にたがりの道化」
  24. 森絵都「宇宙のみなしご」
  25. 湊かなえ「山女日記」
  26. 霧舎巧「名探偵はもういない」
  27. 泡坂妻夫「湖底のまつり」
  28. 降田天「女王はかえらない」
  29. 森絵都「気分上々」
  30. 辻村深月「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」
  31. 野村美月「文学少女と飢え渇く幽霊」
  32. 辻村深月「光待つ場所へ」
  33. エドガー・アラン・ポー「黒猫」
  34. 歌野晶午「そして名探偵は生まれた」
  35. 法条遥「忘却のレーテ」
  36. 折原一「グランドマンション」
  37. 辻村深月「ロードムービー」
  38. 瀬尾まいこ「強運の持ち主」
  39. 志駕晃「スマホを落としただけなのに」
  40. 桐山徹也「愚者のスプーンは曲がる」
  41. 峰月皓「七人の王国」
  42. 湊かなえ「母性」
  43. 飯田譲治 梓河人「盗作」
  44. 伊坂幸太郎「残り全部バケーション」
  45. 折原一「遭難者」
  46. 折原一「螺旋館の殺人」
  47. 芦沢央「罪の余白」
  48. 井上夢人「魔法使いの弟子たち」
  49. ジェフリー アーチャー「百万ドルをとり返せ!」
  50. 伊坂幸太郎「首折り男のための協奏曲」
  51. 竹吉優輔「襲名犯」
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  53. 長谷川夕「僕は君を殺せない」
  54. 早坂吝「〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件」
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