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映画「鑑定士と顔のない依頼人」@Amazonプライムビデオ

「どう思った?」ってみんなに聞きたい映画だった。
僕の周りでは概ね不評ですが、僕は割と好きです。

あらすじ

物語の始まりは、ある鑑定依頼。引き受けたのは、天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマン。
それは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、ごくありふれた依頼のはずだった。
ところが──依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。
やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。
決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。
果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?
謎はまだ、入口に過ぎなかった──。
引用:Amazon

感想

割と好きだし、すごく楽しんでみたんですけど、理解できていない部分はたくさんある。

そもそも、クレア(偽物)はなんで姿を隠してたんだろう。
結果そこがミステリアスで、ヴァージルはクレアに惹かれていったんでしょうけど。
詐欺としては、ヴァージルがクレアに惚れることを前提に動くのは無茶なチャレンジすぎるし、もともとの詐欺の内容としてはあくまでオートマタを主軸にやっていくもんだったんじゃないかと思うんですよ。
そこは間違ってないと思うんですよ。

すごくお金のかかった詐欺だったんだと思うんですよ。
関わった人数も多いし、家や家具まで借りて。
あと、オートマタの部品。あれ、全部偽物なんですかね?
一応鑑定士だし、少なくとも序盤に見つけるいくつかは、本物なのでは?と思ってるんですけど、どうなんでしょう。
でも彼、踊り子の絵の作者がビリーだと気づいてもいなかったし大した鑑定眼持ってないのかな。

とにかく、お金のかかっている詐欺で途中で手を引かれたら全部無駄になるのに姿を隠したまま進めようとしてたのがよくわからない。
クレアの姿を確認するようロバートが誘導したのも、ヴァージルがクレアに惹かれ出しているから、シナリオを変更したのだと思うし。
そうでは無く、最初からクレアが主軸の詐欺だとしたらさすがにご都合主義すぎるな、と思っちゃう。

ラストシーンもまだ結論付けてないです。
・ナイト&デイは病院でヴァージルが見ている妄想
・立ち直ったヴァージルがナイト&デイを見つけクレアを待っている
後者の方が個人的には好きです。

結局、童貞が騙されるだけの映画。
童貞は騙されるものだし、騙されてこその童貞。
ということはあのベッドシーンもヴァージルの妄想なのでは、と考えると切ない。

誰かと語りたい。
どう捉えたのか聞きたい。

Movie | 2017年5月16日