Nobutake Dogen.com

映画「グッドモーニングショー」@Netflix

フジテレビが制作した、ワイドショーを題材としたコメディ映画。
この作品をテレビ局が作ったというのはちょっとすごいことだと思う。
いいにせよ、悪いにせよ。

いや、悪いんだけどね。
途中まではこれはこれで面白いな、って感じだったんだけど後半あまりにもひどい。
途中で見るのやめればよかった。

解説

「踊る大捜査線」シリーズの脚本家として知られる君塚良一が、オリジナル脚本で手がけた監督作。中井貴一を主演に、ワイドショーで司会を務める落ち目のキャスターが陥る災難だらけの一日を描いた。朝の情報番組「グッドモーニングショー」でメインキャスターを務める澄田真吾は、起床して早々に妻と息子から、出勤途中には番組サブキャスターの小川圭子から、それぞれ困った相談を持ちかけられる。さらに、プロデューサーからは番組の打ち切りを告げられて踏んだり蹴ったり。そんな時、都内のカフェで人質立てこもり事件が発生。「グッドモーニングショー」も事件をトップに生放送を開始する。しかし、ほどなくして警察から連絡が入り、犯人が「澄田を呼べ」と要求していると知らされる。中井のほか、初の女子アナ役に挑む長澤まさみ、志田未来ら豪華キャストが結集。
引用:映画.com

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ネタバレありの感想

ワーキングプアという社会問題を取り上げてはいるが、それをやはり軽々しく扱っていることにテレビ局の嫌な部分が出ている。

犯人役の濱田岳はとてもいい。一人飛び抜けてる。
そして一人飛び抜けてシリアスなおかげでどこか可笑しさがあって、圧倒的にいい。
だけど、犯人が澄田を呼んだ目的(恐らくワーキングプアの辛さを訴えた手紙を呼んで欲しかった)があまりに弱い。
しかも、その手紙は映画の中で最後まで明かされることは無い。
正直こういう所で、テレビ局が若者をバカにしているのが見えてきてしまう。

気持ち悪い。醜悪。
テレビ局の奢りっぷりが顕著に現れた作品。
視聴者がそれに気づけないと思っているのか、本人が自分の気持ちに気づいていないのか。
前者だとしたらあまりに視聴者をバカにしすぎ。
そして、実際そうだから最近の視聴率に現れているんだろうね。

ワイドショーのキャスターの面々、テレビ局のスタッフをヒーローとして描ききっており、そういうところが今のテレビの本音なんだろうな、と。
「澄田さんは言葉で暴力と戦っているんだ!」なんて台詞まで飛び出す始末。

と、ここまでは気持ちがある程度笑える。
ブラックなコメディーとしてはそんなに悪くない。

しかし、このあとが最低で最悪。
犯人が命を捨てるべきか、取っておくべきかを視聴者投票で募集。
投票は「命を捨てる」が過半数を超え、7割近くという結果に。
バカにしてんのか。
大衆バカにしてんのか。
大衆は無責任に血が見たく、それをワイドショーが嘘をついてまで綺麗な結末に変える。という、「大衆はクズだけど、僕たちテレビの人間はいい人ですよ」と言ってるとしか思えない。
鳥肌たった。気持ち悪すぎて鳥肌たった。

この場面だけで、この映画がクソなものになってしまった。
いい演技してただけに濱田岳にとってとても残念な映画になった。

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Movie | 2018年9月28日