Nobutake Dogen.com

映画「恋の渦」@Amazonプライム

大根監督ということで多少気にはなっていたものの、大根監督をそこまで信頼していなかったため、ずうっと見ていなかった「恋の渦」。
白ゆき姫殺人事件」がつまらなくて、片手間に見れそうなの見たいな、と思って見はじめたらやられた。
最高だった。
不快で不愉快で下品で最高だった。

始まって10分ほどは苦痛。
「ヤバイ」「マジか」ばかりの中身がゼロの会話。(この時点では悪い意味で)バカしか出て来ない映画だ。
でも、この時点でそれぞれのキャラクターや関係性もすごくよく現れてて見事だ。

あらすじ

交錯する恋心と下心。部屋コンで出会った9人の男女。ゲスでエロくてDQNな恋愛模様!!
部屋コンに集まった男女9人。イケてないオサムに、彼女を紹介するのが今夜の隠れテーマだ。しかし、やってきたユウコのルックスに男は全員ドン引き。それでも無理矢理盛り上げようとするが、すべてが空回りし、微妙な空気のままコンパは終わったはずだったが…。ア然ボー然の低予算、撮影日数わずか4日間のインディーズ映画が連日売切&立ち見&超ロングラン大ヒット!これは、もう“事件”だ!!
引用:Amazon

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ネタバレありの感想

部屋コンがきっかけでそれぞれの関係が変わっていってしまった物語。
なのに、部屋コン自体は描かずに、その後のカップルや友人同士の関係性が少しづつ変わっていく様を描いている。

他のレビューで「もっと清潔感のある人か顔のいい人をキャスティングしてくれてれば・・・」というような意見を見たんだけど、僕はこの映画、本当に完璧なキャスティングだと思っていてこんなにも人によって意見って変わるんだな、と面白い。
「白ゆき姫殺人事件」でブスで地味な女役に井上真央をキャスティングするような愚行に比べてとてもリアリティもあっていいと思うんだけどな。
演技もよくて無名(僕は誰も知りませんでした)な俳優陣のおかげで自然すぎて本気で不快だったり、目を背けたくなるようなゲスさを感じながら見れた。

リアリティとはなんぞや

世の中にはたくさんの人や出来事があってどんな突拍子もない事でも物理法則に乗っ取っている限り実現されている事なんだと思うんですよ。
それでもドラマチックすぎるものを見ると「リアリティがない」と思ってしまうのは、物語の中でよく見るお約束的な展開から外れたものを見ると「リアリティがある」と思うんじゃないかな、と。
「恋の渦」でも浮気現場なのに彼女が帰って来なかったり、男同士がここまで揉めあったら殴り合うんじゃないかってところでスカされたり。
そのスカし具合がとても楽しく笑っちゃう。
ってところで、この話はもう深く考えないこととします。

DQN版「桐島、部活やめるってよ」とも呼べるべき名作。
小さく閉鎖的な世界で振り回される人々が懸命に争う傑作。
また、見よう。ってきっと思うだろうな。

2018年 年間ベスト

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  20. ラヂオの時間
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  23. 血まみれスケバンチェーンソー
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  25. 銀魂
  26. 恋愛戯曲
  27. 白ゆき姫殺人事件
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Movie | 2018年6月22日