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「ジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー」@金沢21世紀美術館

金沢旅行初日に。
今回の旅行の観光って点ではメインが金沢21世紀美術館。
なんせ、大好きなジェームズタレルの「タレルの部屋」が!

やっていた展覧会が「ジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー」と「見ることの冒険」。

とにかく「ジャネット・カーディフ & ジョージ・ビュレス・ミラー」が素晴らしかった。
音、立体造形、映像、照明などを駆使したインスタレーションが8点。

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キリング・マシン

特に印象に残った経験ができたのが「キリング・マシン」。
2時過ぎごろに部屋に入ると、薄暗い部屋にあるのはおそらく処刑台。
係りの人が「次に稼働するのは3時ごろです。」とのことで、一度退出して、3時前に再び部屋に入ると先ほどよりたくさんの人がすでに待っている状態。
処刑台の近くにはボタンがあり、「押したい人は?」の質問に手をあげようか悩むと恐らく結構前から部屋で待っていた女性が手をあげた。
僕も押したい気持ちはあったんだけど、今さっき来たばっかだしな。と思って、黙ってました。
こういう鑑賞者であるべき人が作品に干渉できるのはとても現代美術っぽくて好き。
嫌が応にもワクワクする。

彼女がボタンを押すと、不気味な音を出しながら処刑台が動きだす。
もちろんそこには誰も座っていないんだけど、見ているうちにだんだんと恐怖感がこみ上げてくる。
もし僕がボタンを押したとしたら、このパフォーマンスを最後まで見ることが出来たんだろうか。
アトラクションとして、ボタンを押してみたい気持ちと、処刑台のスイッチを入れるという引き金を引く行為のアンバランス差が見事。

プレイハウス

ヘッドホンと台本を渡されて、一人づつ部屋に入ると、映像でオペラが始まる。
ストーリーがあるものなので詳しくは言わないですが、台本があることによって臨場感がなくなってしまうのが残念。
まぁ、なかったら僕なんかは何も理解できなかったんだろうけど。
ストーリー的なものなので、ぜひ色々な人に体験してもらいたい。
終わって見ると一人づつ部屋に入るのもとても効果的。
誰かいたらここまで集中できなかったんじゃなかろうか。

その他の作品も「作品」と「鑑賞者」の立ち位置がとても絶妙でこれぞインスタレーション、と楽しめる作品ばかり。
自分もそのうちの一人なんだけど、観光客が多くてどことなく美術館全体にポップな空気感が漂っていたのは少し残念。
それでも、とても楽しめた。

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Diary | 2018年3月1日