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法条遥「忘却のレーテ」

いい意味で気持ち悪い思いをさせてもらえる。
これをミステリーと呼ぶには少し抵抗があるけど、好き。
リライト (ハヤカワ文庫JA)」も良かったし法条遥好きかもしれない。

あらすじ

両親を事故で亡くした女子大生・笹川唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。完全に閉鎖された施設で、天才科学者の監視のもと過ごす7日間。毎日記憶をリセットされる唯と5人の被験者たちだが、ある日目覚めると流血死体を発見して――。どうしてこの手は血塗れなの……まさか私が、殺したの? 驚愕のエンディングに戦慄必至の記憶喪失ミステリ。
引用:Amazon

感想(ネタバレあり)

小さなトリックをいくつも積み重ねていくようなのも好きだし、大きなトリックをひとつだけ用意しているようなのも好きです。
「忘却のレーテ」は後者。
読者へ向けた大きなトリックを一つだけ用意して、その種明かしのためだけの1冊。
その上その大きなトリックが犯人当て、って部分とはずれているので、ミステリーとしては少しずれてる感じがするんですよね。

ミステリーというよりはホラーと言った方がしっくりくると思う。

登場人物のうちの何人かが頭が悪すぎたり、気になる点はありますが、それも伏線(もしくは読者へのヒント)のためしょうがないのかもしれませんけど、最近の伏線至上主義さえなければもうちょっと自然なキャラクターになったんだろうと思うと少し残念。

それでも、読んでる途中のなんとも言えない居心地の悪さは好きです。
reシリーズも読んで行こう。そうしよう。

Book | 2017年7月27日