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野村美月「”文学少女”と飢え渇く幽霊」

“文学少女”シリーズ第2弾ということで、少しづつキャラクターを掘り下げつつも新キャラも投入され、少しとっ散らかってしまっている印象。
この時点では仕方がないのかもしれませんが新キャラ「流人」のイメージがよくない。
それもまた、この話の没入感が薄くなる原因かな、と思う。

あらすじ

文芸部部長・天野遠子。物語を食べちゃうくらい愛しているこの自称“文学少女”に、後輩の井上心葉は振り回されっぱなしの毎日を送っている。そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」という文字や、謎の数字を書き連ねた紙片が投げ込まれる。文芸部への挑戦だわ!と、心葉を巻き込み調査をはじめる遠子だが、見つけた“犯人”は「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で―!?コメディ風味のビターテイスト学園ミステリー、第2弾。
引用:Amazon

今作は「嵐が丘」をモチーフに。

感想(ネタバレあり)

きっと、今作はこの後につながっていく琴吹さんのデレに向けての前振りなんですよ。
琴吹さんのかわいさが見えてくる。
なのに、メインのストーリーには全然絡んでこないので、この1冊としては印象がボケたものになってしまってる。
あと、ラブ展開に向けて、愛情の凄さ、みたいなものを見せたいのかな、と。
そういった意味ではシリーズものの2作目としてはとてもいい立ち位置なんでしょうけどね。

数字の暗号は単純すぎてちょっとがっくり。

ラストの遠子先輩は切なくて、悲しくていいです。

Book | 2017年6月29日