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長谷川夕「僕は君を殺せない」

全然「驚愕のラスト!」でも「二度読み必至」でもない。
悪くないんだけど、期待はずれではある。

つまんないわけじゃない。
どちらかというと面白いカテゴリーにギリギリ入るくらい。
それでも、この納得のいかなさは、僕が「驚愕のラスト」が好きで、そこに期待しちゃってたんでしょうね。
作者は悪くない。
出版社が悪い。

あらすじ

夏、クラスメートの代わりにミステリーツアーに参加し、最悪の連続猟奇殺人を目の当たりにした『おれ』。最近、周囲で葬式が相次いでいる『僕』。―一見、接点のないように見える二人の少年の独白は、思いがけない点で結びつく…!!すべての始まりは、廃遊園地にただよう、幼女の霊の噂…?誰も想像しない驚愕のラストへ。二度読み必至、新感覚ミステリー!!
引用:Amazon

感想(ネタバレあり)

この煽り文みたら誰でも大どんでん返しを期待しますよね。

「一見、接点のないように見える二人の少年の独白は、思いがけない点で結びつく…!!」とかひどいもんで、なんの工夫もないところで結びつきます。
というか、最初に裏表紙みた時に思った通りの繋がり方ですよ。
深読みしないで本当に素直に思った通りの。

表題作以外に「Aさん」と「春の遺書」という短編も入っていて、「これで真実をひっくり返すのか!?」とワクワクしたら、それは全く別の作品でした。

三浦しをん絶賛のクライマックスの雪のシーンなんかは確かに綺麗な描写でした。
無理してミステリー書かなければいいんじゃないかな。
ホラーテイストの「Aさん」なんかはとても良かったし。

Book | 2017年4月16日