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西澤保彦「殺意の集う夜」

「七回死んだ男」が代表作になるんでしょうね、西澤保彦の本作。あらすじからして最高に楽しそう。
で、読んでみたらこれ、すごい好き。「7回死んだ男」より好きです、僕。

あらすじ

「嵐の山荘」に引き寄せられた怪寄な人々。そこで万里が犯したドミノ殺人。だが同時に、万里の親友の園子も、何者かによって殺されていた。園子を殺したのは、万里が殺した6人のうちの誰かのはず。複雑に絡み合った殺意の糸を解き明かし、自分が犯した罪もその犯人に着せるべく、万里の必死の推理が始まった。
引用:Amazon

ほら、面白そう。
めちゃめちゃになりそうで面白そう。


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感想(ネタバレあり)

1章ごとに視点が「六人部万理」と「三諸克也」で変わり、それぞれが犯人探しをするという設定、それだけでワクワクします。こういうの好きなんですよね。誰が始めたんだろう。
しかも、「六人部万理」が探している「四月園子」を殺したのが「三諸克也」で、「三諸克也」が探している「九十瀬智恵」殺しの犯人が「六人部万理」っていう、世界は狭いじゃん!系のオチ。
園子殺しの方は、割と最初の方で分かる感じなんですけど、智恵殺しの方は最後の方までわからなかった。

登場人物が別荘に集まってくる理由や園子の行動(六人部万理にメッセージカードを書かせる)など、むちゃくちゃだと思うけど、そんな小さいところはどうでもいいと思えるくらいに勢いとパワーがある小説。
読んでいて筒井康隆を感じた。
楽しい。名作じゃないかもしれないけど大好き。

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Book | 2017年2月11日