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辻村深月「名前探しの放課後」

やるじゃん、辻村深月。
僕が辻村深月読んで、よく出てくる気持ちです。「やるじゃん」
今作特に思います。
「やるじゃん、河野」「やるじゃん、坂崎あすな」「やるじゃん、いつか」
ネタばれ多めです。ご注意を。

あらすじ

依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ一つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」二人はその「誰か」を探し始める。
引用:Amazon

「名前」にフォーカスをあてた、辻村深月の真骨頂と言っていいと思います。
辻村深月って、名前好きですよね。



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感想(ネタバレあり)

これ、どうなんでしょうね。卑怯といえば卑怯だと思いますよ。
「ぼくのメジャースプーン」を読んでるかどうかで印象がだいぶ変わっちゃう。

「いつかが実際にタイムスリップした」と「長尾秀人=ぼくの<条件提示能力>でタイムスリップしたと思わされていた」では印象がだいぶ違うと思うんですよ。
「ぼくのメジャースプーン」読んでいない人は、最後の秀人のくだりとか意味わからんし、結局タイムスリップはなんだったの?って謎は残ったままになるし。

なにより「ハル=トモくん」が実際に「椿=ふみちゃん」と会話していないこととか、胸が苦しくなっちゃう。

僕、この小説すごい好きなんですよ。
登場人物がどんどん成長しているのがかっこいいし、何より気持ちいい。
でも、この小説で一番好きな部分は舞台の「江布市」ってネーミングです。
多分、なんですけど、「F氏」からですよね、これ。
タイムスリップものだし、星新一からですよね。きっと。

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Book | 2017年1月20日