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辻村深月「子どもたちは夜と遊ぶ」

辻村深月の作品はとにかく好きなんですよ。
僕、結局慢性的に中二病を患っているんでしょうね。そのせいでしょう。きっと。
でもこういう小説も抵抗なく読める自分でよかったな、って本当にうれしく思います。
とにかく大好きな作家さん。
そして、その中でも好きな作品です。

あらすじ

1人の受験生の失踪から始まったゲーム。『i』(=兄・藍)に会うため……、ゲームが終わったら『i』に会える。そう信じて次々と『i』との殺人ゲームを進めていく木村浅葱。だが、次第に浅葱の心は疲れていく。このままゲームを続ければ、月子や狐塚が悲しむのは必定、そうと分かっていても浅葱にはそれが出来なかった。一方通行の片想い、掛け違った恋のボタン、残虐な殺人ゲームの結末は……。
引用:Wikipedia

あらすじだけ見るとサイコホラーみたいですね。
あながち間違いじゃないですけど、怖くはないので、サイコホラー嫌いな人にも敬遠してほしくないし、サイコホラーが読みたい時に読むべき本ではないですね。



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感想(ネタバレあり)

人間関係の物語です。
辻村深月はこれを高校生の頃から書き始めたらしいですけど、ちょっとすごすぎません?

「狐塚」「浅葱」「月子」という3人の主要登場人物がいて、この3人を中心に物語は進んで行くですけど他にも「秋山」「萩野」「紫乃」「真紀」「恭司」「日向子」などなど、大事な登場人物がとても多くて、その登場人物の描かれ方が本当に素晴らしい。
それぞれのキャラクターから信念や哲学が感じられたり、嫌な部分が見えたり、人間らしいというか。人間関係ってこういう事だよな。と。

ラストシーンがとにかく最高に大好き。
それぞれのキャラクターの想いとか行動とか、どれも最高にかっこよくて切なすぎる。
この後に「ぼくのメジャースプーン」読めるかと思うと今から楽しみだ。

純粋なミステリーファンに自信を持って勧め辛いんですけど、みんな大好き見立て殺人ありますよ!
そんな気分でいいからもっと多くの人に読んでほしい。

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Book | 2017年1月7日