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井上夢人「魔法使いの弟子たち」

上下巻。
設定は普段、いまいち好きじゃないタイプの小説。
でも、長さをそんなに感じないのは、相性もあるんでしょうけど、井上夢人の文章のおかげだと思う。

あらすじ

山梨県内で発生した致死率100パーセント近い新興感染症。生還者のウイルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の<竜脳炎>感染者で意識が戻ったのは、3名だけだった。病院内での隔離生活を続ける彼ら3名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。
引用:Amazon

感想(ネタバレあり)

ミステリーじゃないです。
エンタメ小説。
井上夢人の読みやすい文章のおかげや先の気になる展開でサクサク読めます。

致死率ほぼ100%の「ドラゴンウィルス」から生き残った3名は「後遺症」として、いわゆる超能力を身につける。
という少年マンガのような設定。
超能力を上手く使えるようちゃんと修行シーンもあって、ほぼジャンプ。
そして、通して読んだ時に、そこが一番面白かった気がする。
それぞれの超能力に変な制限を設けなかったのもよかった。そこはジャンプっぽくないですね。

ラストの夢オチはどうとでも取れる感じで、逃げた、と思わされてちょっと残念。
本当に「千里眼」なのか、「2週目」なのか、「夢オチ」なのか。

テレビや警察批判と思えるような表現が多く、井上夢人さん、嫌いなのかな、ってのが気になった。

Book | 2017年10月21日