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山岸凉子「舞姫 テレプシコーラ」(第1部)

山岸涼子は名前くらいしか知らないし、クラシックバレエにもほとんど興味ない。
そんな僕がこの名作漫画に出会えたのが雑誌「ダ・ヴィンチ」のおかげ。
全10巻の第1部と全5巻の第2部で構成されているのですが、とにかく第1部の完成度がすごい。

僕たち読者はギャラリーとなり、六花・千花を応援してしまう。
頑張ってほしいと思ってしまう。

とにかく、抜群に面白い。
歴史的な名作だと思います。
未読の方、展開すごいので、ぜひ、何も知らずに読んでほしい。

引っ越しの時に漫画も小説もごっそり処分したんですけど、残しておいた漫画の内の1つ。


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感想(ネタバレあり)

児童虐待や身体的な問題など、小学生〜中学生を中心にした物語なのにやけに重い物語。
あげくの果てには主人公の一人である千花の自殺。
時々、ミステリーで「読者が犯人」っていうのがあるけど、まさしくこの漫画も「読者が加害者の一人」であると思う。
千花に対しては、六花や母親などの登場人物だけでなく、僕たち読者も大きな期待をしてしまうと思う。
それだけ、のめり込める漫画ってことなんですよね。

千花は間違いなく天才だし、強さも持っていたし、お祖母ちゃんが倒れた時に言った「もう一度バレエをやりたい」というセリフはきっと本音だったんだと思う。
一種の躁状態だっただけだとしても。
それでも、彼女は自殺という手段を選んでしまったし、登場人物も僕たちもそれを「止められなかった」と、思ってしまう。

あぁ、面白い。
明日からは第2部を読むんだ。僕は。

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Book | 2017年9月5日